線路沿いに住んでいるとどうしても
電車の音が気になります。
昼間はほとんど家にいないから気にならない!
と思っていても意外な落とし穴が。
深夜になると電車は走っていないけれど、
貨物列車は走っています。
しかも、貨物列車は普通の電車と比べて
うるさいのです。
普通の電車とは使用目的も、
造りも全く違うので当然ながら
騒音も普通の電車とは違います。
- 貨物列車は普通の電車よりも車両編成が長い
- 普通の電車よりも総重量が多くレールと摩擦が生じる
- 連結部分に隙間が多く音が出やすい
- 人を載せる事ではなく荷物を運ぶ目的で作られてる
といった理由によるものです。
音って、一度気になりだすと、
ずっと気になっちゃいますよね。
貨物列車はなぜうるさいのか。
慣れない列車の騒音に困っているあなた、
必見です!
駅の近くや線路沿いに住んでいる人は
どうしているのか、ご紹介します。
貨物列車がうるさい原因は?普通の電車と何が違うの?
貨物列車は工業製品や食品の他にも
引越しの荷物、宅配の荷物などを運びます。
また、東日本大震災のときは石油などの
資源も運ばれました。
貨物列車が普通の電車よりうるさいのは、
重い荷物を運ぶための列車の造りに
関係しています。
普段、多くの人は
貨物列車をじっくり見ることはないので
気づかないかもしれませんが、
貨物列車は普通の電車よりも
編成が長いのです。
そして、
輸送重量が総重量で1000トンを超える
貨物列車もあります。
このように貨物列車は重量があるため、
レールとの間に大きな摩擦が生じます。
これが騒音の原因の一つです。
また、普通列車と貨物列車では
車両の連結部分が違います。
貨物列車はこの連結部分に隙間があり、
そこがガタガタと音を立てています。
発車時と停車時の騒音は、おそらく
この連結器の音でしょう。
貨物列車が普通の電車よりうるさいのは
致し方ないのです。
貨物列車は輸送することを目的に
走らせています。
貨物列車は一日中走っているのです。
早朝も深夜も関係ありません。
むしろ、荷物を運ぶには
人が活動していない時間帯のほうが
好都合かもしれません。
日中は生活音も耳に入ってくるので、
電車の音がカモフラージュされている!?
生活音がほぼ消える時間帯にも
貨物列車は走っていることから、
余計貨物列車がうるさく感じてしまうことも
考えられます。
貨物列車の騒音がうるさい時に役立つ対策は?
気になりだしたら止まらない騒音。
貨物列車を走らせないで!
と叫びたくなる気持ちはよくわかります。
きっと、近隣の住民はみんな
うるさいと感じていると思います。
でも、みんなで力を合わせて
貨物列車を走らせなくするような
運動をするというのは、
かなりハードルが高いですよね。
だって、列車はあなたがそこに住む前から
走っていますよね。
すると、どうしても
あなたは、電車や貨物列車が走っているのを
知っていてそこに住み始めたのだから
自分が悪い。
そんな風に言われてしまいそうですよね。
鉄道会社に乗り込んでいったところで
残念ながらおそらくは、どうにもなりません。
線路沿いに住んでいる人はみんな
それなりの工夫をして住んでいます。
まずは自分でできる対策をしてみましょう!
賃貸物件でもできる防音対策もあります。
音はどのようにしたら防げるか
考えてみると対策が見えてきます。
騒音は窓を通して入ってきますので、
窓の対策が必要です。
窓は壁と比べて薄いので、外の騒音が
入りやすいのです。
まず、手軽にできるのが防音テープと
防音カーテンです。
防音テープは、サッシの隙間をテープで
埋めてしまう防音対策です。
ホームセンターなどで手軽に買うことが
できます。
防音カーテンは音漏れ防止グッズとして
市販されています。
本来、防音カーテンは室内の音を
外に漏らさないためのものですが、
外からの音に対しても多少の効果は
期待できます。
ただし、どちらも
完全な防音対策ではありません。
少し高額にはなりますが、
窓用の防音ボードを取付けるのも
効果が期待できます。
住宅が賃貸ではなく持ち家なら思い切って、
窓のリフォームを検討してみるのも
いいかもしれません。
防音サッシや二重窓にすることで
かなり騒音が軽減されます。
ずっとそこに住むのであれば、
早いうちに手を打つことで
快適に過ごす時間が増えます。
ここまで、防音対策についての話でしたが
あえて音を出すという手もあります。
音には音で対策をするのです。
快適な眠りのためのサウンドマシンは
安眠グッズの中でも人気商品です。
安眠環境や集中力を高める音として、
ホワイトノイズの存在が注目されています。
ホワイトノイズとは
可聴域の全ての周波数が均等な強度となる
ノイズのことです。
川のせせらぎや雨音などがこれに近いと
言われています。
騒音を聞きながらベッドに入るのと
自然の音を聞きながらベッドに入るのでは、
気分が全然違いますよね。
リラックスできる音を耳に入れることで、
騒音を感じにくくする効果が期待できます。
深い眠りに入れれば、貨物列車の騒音も
聞こえなくなるかもしれませんね。
まとめ
貨物列車の輸送音はうるさいですが、
私たちの生活に必要なものを
運んでいるのです。
しかしながら、騒音に悩まされている人が
たくさんいるのも事実です。
現在、新築されている住宅は電車に限らず
防音対策が施されている物件が多くなって
きています。
引っ越す際の物件選びはよく注意して、
快適な生活が送れるようにしたいですね。