ミートソーススパゲティなどのケチャップを使った料理を
作り置きしてタッパーに入れておくことはありませんか。
タッパーは食べ物の保存や持ち運びに便利ですし
冷凍保存もできて軽いので、使いやすいですよね。
それに値段も手頃ですし、
我が家でもよく登場します。
こんな便利なタッパーにも難点があります。
それは、タッパーにケチャップの色が色移りしてしまい
いくら洗っても色が取れなくなってしまうことです。
見た目もよくないですし衛生面でも気になるので、
なんとかケチャップの色を取りたいと思いますよね。
一生懸命スポンジでこすっても色が取れないので、
このままずっと色が取れないのでは・・・?
と思われるかもしれませんが、
タッパーに付いたケチャップの色を簡単に取る方法があります。
その方法は、
- 漂白剤を使う
- 重曹を使う
- セスキ炭酸ソーダを使う
- 酢を使う
- 天日干しをする
です。
では、タッパーに付いたケチャップの色を取れない時に役立つ裏ワザ
を下記で詳しくご紹介します。
タッパーにケチャップの色が色移りして落ちにくいのはなぜ?
ケチャップの原料であるトマトには
リコピンと呼ばれる赤い色素が含まれています。
このリコピンは油に溶けやすい性質を持っています。
タッパーの素材は、プラスチック・ガラス・ホーローなどありますが、
一般的にタッパーといえばプラスチック製のものを指します。
プラスチックは石油化学製品ですから、
油分との相性がよいため、
油汚れが染み付いて落ちにくくなってしまうのです。
そのため、
ミートソースなどのケチャップを使った料理をタッパーに入れると
リコピンの赤い色が付きやすく取れなくなってしまいます。
タッパーのケチャップの色が取れない時に役立つ裏ワザ!
タッパーに付いたケチャップの色を取る方法は以下の5つです。
- 漂白剤を使う
- 重曹を使う
- セスキ炭酸ソーダを使う
- 酢を使う
- 天日干しをする
では、順番に見ていきましょう。
漂白剤を使う
塩素系漂白剤の方が漂白力が高いですが、
塩素のツーンとした臭いや安全性が気になるので、
酸素系漂白剤を使用するとよいでしょう。
50℃くらいのお湯に酸素系漂白剤を溶かして
30分くらいタッパーを浸け置きします。
その後スポンジでこすります。
重曹を使う
油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹を使う方法があります。
重曹は水に溶けにくい性質を持っているので、
お湯に溶かして使用します。
タッパーにお湯と重曹を入れて半日ほど浸け置きし
スポンジでこすります。
但し、重曹は研磨作用があるので、
タッパーに直接振りかけてこすると表面が傷ついてしまいます。
雑菌が入り込んでしまう恐れがありますので、
重曹はお湯に溶かしてから使うようにしましょう。
セスキ炭酸ソーダを使う
セスキ炭酸ソーダも重曹と同じアルカリ性の性質を持っています。
セスキ炭酸ソーダの方が重曹よりもアルカリ性が高いため、
重曹よりも油汚れを落とすのに効果があります。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすいので、
水に溶かして使用します。
タッパーに水とセスキ炭酸ソーダを入れてしばらく浸け置きし
スポンジでこすります。
酢を使う
酢には漂白作用があります。
酢とぬるま湯を1対1で混ぜて、
30分くらいタッパーを浸け置きします。
その後洗い流します。
注意点は、酢は塩素系漂白剤とは絶対に混ぜないでください。
有毒ガスが発生するので大変危険です。
天日干しをする
リコピンの赤い色は、
日光の紫外線で分解される性質があります。
半日くらい直射日光に当てて天日干しをすると
タッパーに付いた赤い色を取ることができます。
但し、日光に当てすぎるとタッパーが劣化するので注意が必要です。
他にも、メラミンスポンジを使う方法もあります。
メラミンスポンジにたっぷりの水を含ませて
タッパーをこするだけです。
但し、メラミンスポンジはタッパーの表面を削って汚れを落とすので、
雑菌が入り込んでしまう恐れがあります。
雑菌を気にする場合は、
メラミンスポンジを使う方法はやめた方がよいでしょう。
まとめ
タッパーに付いたケチャップの色を取る方法は、
- 漂白剤を使う
- 重曹を使う
- セスキ炭酸ソーダを使う
- 酢を使う
- 天日干しをする
です。
タッパーに付いたケチャップの色は、時間が経てば経つほど
取れにくくなってしまいます。
ついつい面倒がって洗うのを後回しにしてしまうこともあるかと思いますが、
汚れが付いたら早めに落とすように気を付けましょう。
上記で紹介した方法は簡単ですが多少手間がかかるので、
できることなら色移りしないようにしたいですよね。
色移りを防ぐ方法は、
ケチャップを使った料理を入れる前に
タッパーにオリーブオイルを塗るとよいです。
オリーブオイルを塗ることによって
タッパーの表面が保護されるので、
色移りを防いでくれます。
また、ラップやアルミホイルを使うのも手です。
但し、電子レンジを使用する時には、
アルミホイルから火花が飛び危険なので、
電子レンジの使用の際には注意しましょう。