奮発して、飛行機でちょっと遠出の旅行に行こうと思っているけれど
飛行機に持ち込める荷物は、新幹線などとは違って
決まりがあって、ちょっと注意が必要です。
そういえば缶詰って飛行機に持ち込んでも大丈夫なのかな?
気圧の変化で缶詰が爆発してしまうかもしれない?
爆発とまではいかなくても、
缶詰が壊れて中身が漏れたらどうしよう?
急に心配になってしまいますよね。
でも大丈夫!
飛行機に缶詰を持ち込んでも、爆発しません。
安心して缶詰を持って旅行に出かけてください。
ただし、
国内線と国際線では規定が異なりますので
事前に確認が必要です。
ここでは飛行機に缶詰を持ち込んでも大丈夫な理由と合わせて、
国内線と国際線では、どういう点が違うのかということについて
ご説明します。
準備万端で、楽しい旅行にしましょうね!
飛行機に缶詰を持ち込んでも爆発しないのはなぜ?
先ほども言いましたが、
飛行機に缶詰を持ち込んでも爆発しません。
安心してください。
でも、気圧の変化で中身が膨らんで
本当に破裂しないのか心配……
というあなたのために、
分かりやすく説明します。
あなたは気圧の変化によって、
ペットボトルやお菓子の袋がパンパンに膨らんだり
逆にへこんでしまったりするのを
見たことがあるのではないでしょうか。
そうすると、
缶詰も気圧の変化で膨らんで破裂してしまうのではないか?
と疑問に思ってしまいます。
実は私も缶詰が爆発する想像をしてしまい、
どこまで被害が及ぶんだろう……
と余計な心配をしてしまいました。
でも実際、
飛行機は私たちが違和感なく、
それなりに快適に過ごせるように
気圧調整されています。
例え飛行機が高度1万メートルまで達しても、
客室内の気圧は富士山の5合目くらいと同じくらいです。
もう少し詳しく言うと約0.8気圧程度に保たれています。
標高で言うと2000 M くらいになります。
富士山の5合目まで缶詰を持って行っても
爆発しませんよね。
なので飛行機に缶詰を持ち込んでも爆発しません。
預け荷物についても同様です。
貨物室の気圧調整がされていて、
約0.8気圧程度に保たれています。
ただし貨物室は
客室と異なる部分があります。
それは温度に関してです。
貨物室は温度調整が細かくはできません。
また同じ貨物室内でも
場所によって温度が変わってきます。
激しい温度変化を避けたいのであれば、
手荷物で持ち込むことをお勧めします。
持ち込みでも預け荷物でも
自分で食べる程度の量でしたら
国内線では特に制限もありませんので、
安心して持って行ってくださいね。
預け荷物にいれてもOKだけど国際線では話が変わるの?
国際線では缶詰が持ち込めない場合があります。
それは爆発するからではありません。
液体物の客室内への持ち込みが制限されているから、
そして行き先によっては
肉類などの持ち込みが制限されているからです。
先に液体物の客室内への持ち込みについて説明します。
もし持って行きたい缶詰が液体や半液体状物などであれば
注意が必要です。
半液体状物というのは
容器に入れないとその形状を保てない物のことであり、
缶詰ではあまり見かけませんが
分かりやすい例えはプリンやゼリーです。
客室内に持ち込める量は、100ml 以下の容器に入る量です。
さらにその容器を
1リットル以下でジッパー付きの透明プラスチックの袋に
入れる必要があります。
それより多い容量の缶詰ならば、
必ず預け入れの荷物に入れましょう。
これを守らないと
手荷物検査で缶詰が見つかった場合、
その場で没収されてしまいます。
必ず規則は守ってください。
次に行き先によって持ち込みが制限されている場合です。
生の果物や野菜、肉類など、
持ち込み禁止の国もあります。
旅行前に訪問する国は持ち込みができるのか
確認しておきましょう。
私はアメリカに旅行に行くとき、
レトルト食品やお菓子を持っていこうとしたのですが、
肉のエキス(チキンエキスやポークブイヨンなど)が使われていて
持ち込めませんでした。
こんなものにまで肉エキスが入っているの!?
という物もあったので、
原材料をよく確認してください。
上記のように、持っていきたい缶詰が
- 液体の場合、
- 生の果物や野菜、肉類などの場合
は、手荷物ではなく預け荷物に入れたり
禁止されているものであれば
持っていくこと自体を諦めるなどしましょう。
まとめ
飛行機に缶詰を持ち込んでも、
爆発しないので
安心して持って行ってください。
客室内は気圧調整されていますので、
飛行中でも機内の気圧は
約0.8気圧に保たれています。
また貨物室も細かい温度調整は出来ませんが
気圧は調整されていますので
預け荷物に缶詰を入れても問題ありません。
預け荷物に入れる場合は、
缶詰の周りに隙間ができないように入れるといいです。
隙間があると、
ガタガタと振動であちこちぶつかってうるさかったり
大きな衝撃で缶詰が変形してしまうかもしれません。
変形すると缶詰も破損しやすくなるので、
衝撃を吸収できるように
クッション材やタオルなどで
ぐるぐる巻いておくものおすすめです。
また、国際線に乗る場合は
缶詰の中身に注意してください。
缶詰の中身が液体で100ml以上の容量ならば、
手荷物ではなく、必ず預け荷物に入れましょう。
また、訪問先の国によっては
生の果物や野菜、肉などが持ち込めません。
最悪の場合、逮捕されたり
罰金を払わなくてはいけなくなったりします。
楽しい旅行にするために
事前にしっかり調べて、準備をしてください。
あなたの旅が、素敵な時間となりますように!!