道は歩いていると、
野良猫がのんびり
お昼寝をしていたり。
空を見上げると
電柱に留まったカラスが
こちらの様子を伺っていたり。
私達の生活に溶け込んでいる
鳥や野良猫ですが、
生きている姿は
よく見かけても、
死んでいる姿は
見たことがありませんよね。
「普段あんなに見かけるのに」と、
不思議に思ったことはありませんか。
いったいなぜでしょうか。
交通事故などで、亡くなった
鳥や野良猫を見ることが
たまにあります。
しかし、
数時間後に同じ場所を通ると
死骸が消えていることも
ありますよね。
不思議だと思いませんか。
今回は、カラスやスズメなどの鳥や
野良猫が生きて活発に活動している姿は
よく見かけるのになぜ死骸は見ないのか。
また、鳥や野良猫が
交通事故で亡くなった場合は
誰が片付けているのかを
お伝えします。
もし、道端などでカラスや野良猫が
死んでいるのを発見した場合は
どこに連絡すればいいのかまで
紹介するので覚えておいてくださいね。
そのまま放置すると、
腐敗して異臭が起こり
衛生的にもよくありません。
その時になって慌てないように
正しい知識を知っておきましょう。
カラスやスズメなどの鳥や野良猫の死骸を見ないのはなぜ?
カラスや野良猫などの
野生動物が亡くなる原因は、
大きく分けて2つあります。
1つ目は、交通事故や
何らかの怪我など、
外的要因によって
弱り死んでいくパターン。
2つ目は、病気や
寿命による老衰など
内的要因によって
死んでいくパターンです。
1つ目の外的要因の方は、
野良猫は飛び出しによる
交通事故が多く、
カラスやスズメなどの鳥は、
猫などに襲われて
怪我を負うことが多いです。
2つ目の内的要因の方は、
何らかの病気にかかってしまった、
寿命のせいでもう長くはない時です。
そして、このどちらともに
言えることが、
誰にも見つからない場所に
身を隠してしまうことです。
野生動物は自分が
弱って動けなくなると
敵に狙われやすくなり
食べられてしまいます。
お互い生きるために
自然界では当たり前のことです。
なので、それを防ぐために
外敵に見つかりにくい
場所に身を潜め、
自身の回復をじっと待つか
死期を待ちます。
とくにカラスなどの鳥類は
自身の巣に帰り、
身を潜めることが多いので、
外敵に襲われその場で死なない限りは
街中ではほとんど見つかりません。
また、カラスは雑食なので
死んだカラスを食べることもあります。
それも、死骸が見つからない
理由の1つです。
その他にも、虫や土中に住む
バクテリアや菌などによって
ゆっくりと時間をかけて分解され
食べられたりもします。
死骸が見つからない理由が、
身を隠していたからだけでなく、
自然界の生態系も
深く関係していたことは
驚きでしたね。
鳥や野良猫が交通事故で亡くなった場合は誰が片付けているの?
野生動物の車との
接触事故が毎年多く、
それが原因で命を落とす動物も
少なくありません。
死骸が道路端に避けてある光景を
1度は見たことがあると思います。
とくに空を飛んでいる鳥よりも、
飛び出す確率の高い野良猫の方が
圧倒的に多いです。
「かわいそう」と思いますよね。
しかし、だからと言って
絶対に触れて埋めようとしないでください。
野生の動物は
菌や病気をもっていたり
することが少なくありません。
感染してしまうと大変なので
絶対に触れないでください。
では、こういう時は
どうすればいいのでしょうか。
後ろ髪を引かれつつ
その場を後にした時、
偶然同じ場所を通ると、
あったはずの死骸が
なくなっていることが
ありませんか。
不思議ですよね。
いったい誰が
死骸を処理したのでしょうか。
じつは、動物の死骸が出た時
誰が処理をするのか
ちゃんと決まっているんです。
野生動物の死骸は、
都道府県によって
対応する場所が違いますが、
保健所や役所の
環境保全課や環境事業部などに
連絡しましょう。
(部署名が違う場合があります。
お住まいの地域の部署名を
調べてから連絡しましょう。)
まとめ
今回は、カラスやスズメ、
野良猫などの野生動物の
死骸をあまり見ないけど
どこで死んでいるのか。
また、交通事故などで
動物が死んでしまった時、
誰が片付けているのかを、
お伝えしました。
野生動物は、
・怪我や交通事故などの
外的要因と、病気や寿命などの
内的要因で死んでしまうが、
外敵に見つからないように
身を潜める習性があるため
死骸を見ることが少ない。
・死骸を見る場合は、
交通事故や外敵に襲われ
即死の場合が多い。
・カラスは雑食なので
死んだカラスを
食べることがある。
・虫や菌によって分解され
ゆっくり食べられていくので
死骸が残らない。
・道路端などで、
死骸を見つけた時は
都道府県の役所か
保健所に連絡をする。
(担当部署の名前は
事前に調べておく。)
・かわいそうだと思っても、
絶対に自分で触って
片付けようとしない。
(菌や病気をもっている
可能性があるため。)
以上のことを頭に
入れておきましょうね。
疑問は解決しましたか?
対処法もしっかり
覚えておきましょう。
いざという時に、
慌てず対処できます。
動物の死骸はできれば
遭遇したくないものですが。
車の交通量が増えたり
野良猫の数が増えるなどの理由で
事故が発生する確率が高くなっています。
もし、遭遇してしまった時は
慌てず、柔軟に対応しましょうね。